J60950：安全性電気性能：電源刃残留電荷測定

　　　【適用規格】JIS C6950-1：2016　2.1.1.7項、2.1.1.8項、2.1.2項、2.1.3項

１．測定対象
　　　　・主電源を切り離す機器外部の箇所で、操作者がアクセス可能で、主電源公称電圧がピーク42.4V⼜は直流60Vを
　　　　　超える機器
　　　　・全ての機器のサービス従事者アクセスエリア
　　　　・アクセス制限場所に設置する恒久接続形機器は適⽤外とする

２．測定条件
　　（１）スイッチがオン・オフいずれの位置でも電源を切り離す可能性があることを考慮する

　　（２）抵抗（100±5MΩ）抵抗及び並列静電容量（25pF以下）の⼊⼒インピーダンスをもつ計測器を⽤いる。

　　（３）定格電圧で、巻線内部温度を含め、各部の温度上昇が飽和するまでエージングを行う。

　　（４）測定タイミング（Ｔ）
　　　　　　・タイプAプラグ接続形機器　：　 1秒
　　　　　　・タイプBプラグ接続形機器　：　10秒
　　　　　　・直流主電源に接続する機器　：　2秒
　　　　　　・恒久接続形機器のサービス従事者アクセスエリアにある場合　：10秒

３．試験方法
　　（１）主電源プラグを引き抜いてからT秒後の電源プラグの刃相間電圧を測定する。
　　（２）10回繰り返す

４．判定基準
　　　電圧はその初期値の37%以下に減衰すること。