技術基準:J60950-1(情報機器) 構造:附属書Q:電圧依存抵抗器に関する要求事項
家庭用機器 
(IEC-J60335-1)

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情報機器
(IEC-J60950-1)

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AV機器
(IEC-J60065)

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   【適用規格】JIS C6950-1:2016 附属書Q

1.VDR は、防⽕⽤エンクロージャの有無にかかわらず、次の全てを考慮して、IEC 61051-2に適合すること。
  (1)推奨耐候性カテゴリ(IEC 61051-2の2.1.1)
       ・カテゴリ下限温度:-10 ℃
       ・カテゴリ上限温度:+85 ℃
       ・⾼温⾼湿(定常状態)の試験期間:21 ⽇間

  (2)次のいずれかの連続印加最⼤電圧
       ・機器の定格電圧の 1.25 倍以上
       ・機器の定格電圧範囲の上限電圧の 1.25 倍以上

  (3)コンビネーションパルス[IEC 61051-2 表 I(品質認証のための試験スケジュール)の群1]

2.コンビネーションパルスは、IEC 61051-2の2.3.6から選択して試験する。
  それぞれ1.2/50μsの電圧波形及び8/20μsの電流波形をもつ正パルス⼜は負パルスで10回⾏う。

3.交流主電源電圧及び過電圧カテゴリは、表「交流主電源過渡電圧」を参照して選択する。
  300V以下の主電源電圧は、300Vとみなす。

表:交流主電源過電圧
交流主電源電圧  a)
 V (実効値)  
主電源過渡電圧 V(ピーク) b)
過電圧カテゴリ
50以下 330 500 800 1500
50を超え100未満 500 800 1500 2500
100以上150以下 c) 800 1500 2500 4000
150を超え300以下 d) 1500 2500 4000 6000
300を超え600以下 e) 2500 4000 6000 8000

4.表「交流主電源過渡電圧」の過電圧カテゴリⅣは、 
  6kV/3kAのコンビネーションパルスを⽤いる。
  但し、600V電源系統に接続する機器は、
  8kV/4kA のコンビネーションパルスを⽤いる。

5.6kV/3kAの代替試験として、公称主電源電圧及び
  過電圧カテゴリを考慮した IEC 61051-2
  (2.3.6、表Ⅰの群1及び附属書A)の
  コンビネーションパルス試験を⽤いてもよい。

6.IEC 61051-2表Ⅰ群1に適合し、           注a) 中性線がない三相3線式に接続する機器は、
  さらに試験後に製造業者の仕様に従った電流を        交流主電源電圧は相導体間電圧とする。
  流した時のVDR電圧は、試験前の値に⽐べて         中性線がある他の全ての場合は相導体-中性線間電圧とする
  10%を超えて変動しないこと。             b) 主電源過渡電圧は、常に表内の値の一つとする。
                               補間することは認めない。
7.VDR本体は、次の試験条件で、             c) 120/208及び120/240Vを含む。
  JIS C 60695-11-5規定のニードルフレーム試験に     d) 230/400及び277/480Vを含む。
  適合すること                     e) 400/690Vを含む。
   ・接炎時間:10秒
   ・残炎時間:5秒
  VDR本体がV-1材に適合する場合は、ニードルフレーム試験を⾏う必要はない。






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