技術基準:J60950-1(情報機器) 防火用エンクロージャの燃焼試験
家庭用機器 
(IEC-J60335-1)

1.表示・説明書
2.構造
3.電気性能
4.異常試験、その他
5.EMC

情報機器
(IEC-J60950-1)

1.表示・説明書
2.構造
3.電気性能
4.異常試験、その他
5.EMC

AV機器
(IEC-J60065)

1.表示・説明書

2.構造
3.電気性能
4.異常試験、その他
5.EMC
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1.防火用エンクロージャの燃焼試験
    【適用規格】JIS C6950-1:2016 附属書A.1項、A.1.1項、A.1.2項、A.1.3項、A.1.4項、A.1.5項、A.1.6項

  (1)対象機器
      ・据置形機器
      ・総質量18kgを超える可動形機器

  (2)試験条件
     (a)サンプル
          ・サンプル数は3個とする。
          ・次のいずれかの部分とする。
             ・防⽕⽤エンクロージャ全体
             ・主要な壁の最も薄い部分(かん合部など部分的に薄い箇所を除く)を代表し、
              通気孔を含む防⽕⽤エンクロージャの⼀部分

     (b)試験炎:JIS C 60695-11-3に従う
          ・⻘⾊内炎部の先端がサンプルに当たるようにする。
          ・垂直部分は、垂直線から約20°の⾓度で炎を当てる。
          ・通気孔がある場合は開⼝部の縁に当てる。それ以外の場合は、開⼝部がない表⾯に当てる。

  (3)試験方法
     (a)次のいずれか高い方の温度で、空気循環式恒温槽の中で7⽇間(168時間)保った後、室温まで冷却する
          ・「常温度上昇測定」で測定した材料が達する最⾼温度よりも10K⾼い均⼀温度
          ・70℃
     (b)実使⽤状態と同じになるように取り付ける。
     (c)1層の未処理の外科⽤綿(脱脂綿)を、試験炎を当てる点の300mm下に置く。
     (d)発⽕源に近いために発⽕しやすいと判定された場所で、サンプルの内側表⾯に試験炎をは5秒間当て5秒間離す
          ・同⼀箇所に対して5回繰り返す。
          ・残りの2個のサンプルに対しても繰り返す
     (e)防⽕⽤エンクロージャの複数の部分が発⽕源に近い場合は、それぞれのサンプルの異なった箇所に炎を当てて
        試験を⾏う。

  (4)判定基準
        ・外科⽤綿(脱脂綿)を発⽕させるような有炎滴下物⼜は有炎落下物を放出しないこと。
        ・試験炎を5回当てた後1分間を超えて燃え続けず、更に完全に燃え尽きないこと


2.防⽕⽤エンクロージャの燃焼性試験及び防⽕⽤エンクロージャ内部に⽤いる材料・コンポーネントの燃焼性試験
    
【適用規格】JIS C6950-1:2016 附属書A.2項、A.2.1項、A.2.2項、A.2.3項、A.2.4項、A.2.5項、A.2.6項、A2.7項

  (1)対象機器
      
 総質量18kg以下の可動形機器

  (2)試験条件
     (a)サンプル
          ・サンプル数は3個とする。
          ・防⽕⽤エンクロージャは、次のいずれかとする。
              ・防⽕⽤エンクロージャの全体
              ・主要な壁の最も薄い部分(かん合部などの部分的に薄い箇所を除く)を代表し、
               通気孔を含む防⽕⽤エンクロージャの⼀部分
          ・防⽕⽤エンクロージャ内部に⽤いる材料は、次のいずれかとする。
              ・ある部分全体
              ・主要な壁の最も薄い部分(かん合部などの部分的に薄い箇所を除く)を代表する断片
              ・該当する主要部分の最も薄い部分(嵌合部などの部分的に薄い箇所を除く)を代表する
               均一な暑さの板状⼜は棒状の試験⽚
           ・防⽕⽤エンクロージャ内部に⽤いるコンポーネントの場合、コンポーネント全体とする。

     (b)試験炎:JIS C 60695-11-4に従う
          ・炎の先端がサンプルに当たるようにする。
          ・垂直部分は、垂直線から約20°の⾓度で炎を当てる。
          ・通気孔がある場合は開⼝部の縁に当てる。それ以外の場合は、開⼝部がない表⾯に当てる。

  (3)試験方法
     (a)次のいずれか高い方の温度で、空気循環式恒温槽の中で7⽇間(168時間)保った後、室温まで冷却する
          ・「平常温度上昇測定」測定した材料が達する最⾼温度よりも10K⾼い均⼀温度
          ・70℃
     (b)実使⽤状態と同じになるように取り付ける。
     (c)発⽕源に近いために着⽕しやすいと判定された場所で、サンプルの内側表⾯に試験炎を当てる。
     (d)防⽕⽤エンクロージャ内部に⽤いる材料を評価する場合は、サンプルの外側表⾯に試験炎を当ててもよい。
     (e)防⽕⽤エンクロージャ内部に⽤いるコンポーネントを評価する場合は、試験炎をそのコンポーネントに
        直接当てる。
     (f)サンプルが有炎燃焼するか否かにかかわらず、30秒間炎を当て、次に1分間炎を取り去った後、
        再び同じ箇所に30秒間炎を当てる。
     (g)残りの2個のサンプルに対しても繰り返す。
     (h)試験サンプルの複数の部分が発⽕源に近い場合は、それぞれのサンプルの(発⽕源に近い)異なった箇所に
        炎を当てて試験を⾏う。

  (4)判定基準
       第2回⽬の試験炎を取り去った後、1分間を超えて燃え続けず、更に完全に燃え尽きないこと

  (5)代替え試験
       JIS C 60695-11-5の5(試験装置の概要)及び9(試験⼿順)に規定する装置及び⼿順を⽤いてもよい。
       接炎⽅法、接炎時間及び接炎回数は、同じ条件とする。



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