J60335-1：腐食保護、放射線、湿度試験

　　　ここでは
　　　　　１．腐食保護
　　　　　２．放射線
　　　　　３．湿度試験
　　　について説明します

Ａ．腐食保護
　　　【適用規則】H27版：31項　　　3版H14：規定なし

　　１．腐食により、この規格に適合しなくなる恐れがある鉄製部分は、防腐食対策を十分に施すこと。
　　　　(第2部個別規格の要求事項を確認すること）

B.放射線

　　【適用規則】H27版：32項　　3版H14：規定なし

　　１．有害な放射線を発生しないこと。
　　２．通常使用中の動作による毒性その他これに類する危険性がないこと
　　　　(第2部個別規格の要求事項を確認すること）

Ｃ．湿度試験

　　【適用規則】Ｈ27版：15.3項　　3版H14：15.3項

　１．試験標準：JIS C60068-2-78規定の高温高湿（定常）試験
　　　（１）電線・ケーブルの入口は、開けたままにしておく。
　　　（２）ノックアウトがある場合は、そのうちの1 個を開けておく。
　　　（３）着脱できる部分は取り外す。必要に応じて、取り外した状態で試験を行う。

　２．試験方法
　　　（１）恒温槽を相対湿度(93±3) %、温度は20 ℃～30 ℃の間の任意の温度（t）を2K以内に保つようにする。
　　　（２）恒温恒湿槽に入れる前に、t～t＋4 ℃の温度にしておく。
　　　（３）取り外した部分を組み立てた後、規定の温度に保った恒温恒湿槽内又は部屋の中で、漏洩電流測定及び
　　　　　　耐電圧試験を行う。

　３．判定基準
　　　　　漏洩電流、耐電圧試験に合格すること