用語は、C6065:2016(AV機器)、C9335-1:2014(家庭用機器)、C6950-1:2016(情報機器)に基づいています。
(1)対象:AV機器(2.4.9項)
可触部(TNV-0回路を除く)への接触を制限し、通常動作状態及び故障状態の下で、電圧が規定限度値以下に
なるように設計し、保護した機器内の回路。主電源に導電的に接続されていない。
TNV-0、TNV-1、TNV-2、TNV-3に分類する。
(2)対象:情報機器(11.2.8.11項)
アクセス可能な接触エリアを制限し、通常動作状態及び単一故障状態の下で、電圧が規定する限度値を
超えないように設計し、保護した機器内の回路。C6950-1規格では二次回路とみなす。
相互接続ケーブルの導電部は、TNV回路の⼀部分であってもよい。
TNV-1、TNV-2、TNV-3に分類する。
(1)対象:AV機器(2.4.10項)
TNV回路であって、その電圧が通常動作状態及び故障状態の下で安全値以下で、ネットワーク線からの過電圧を
受けないもの。
(1)対象:AV機器(2.4.11項)
TNV回路であって、その電圧が通常動作状態の下で TNV-0回路に対する安全値以下で、ネットワーク線らの
過電圧の可能性があるもの。
(2)対象:情報機器(1.2.8.12項)
次の全てに該当するTNV回路。
・通常動作電圧が通常動作状態の下で、SELV回路の限度値を超えない回路
・ネットワーク線⼜はケーブル分配システムからの過電圧を受ける可能性がある回路
(1)対象:AV機器(2.4.12項)
TNV回路であって、その電圧が通常動作状態の下で、TNV-0回路に対する安全値を超え、ネットワーク線からの
過電圧を受けないもの。
(2)対象:情報機器(1.2.8.13項)
次の全てに該当するTNV回路。
・通常動作電圧が通常動作状態の下で、SELV回路の限度値を超える回路
・ネットワーク線からの過電圧を受けない回路
(1)対象:AV機器(2.4.13項)
TNV回路であって、その電圧が通常動作状態の下で、TNV-0回路に対する安全値を超え、ネットワーク線からの
過電圧の可能性があるもの。
(2)対象:情報機器(1.2.8.14項)
次の全てに該当するTNV回路
・通常動作電圧が通常動作状態の下で SELV回路の限度値を超える回路
・ネットワーク線⼜はケーブル分配システムからの過電圧を受ける可能性がある回路