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1.点火油試験
【適用規格】JIS C6950-1:2016 附属書A.3項、A.3.1項、A.3.2項、A.3.3項
(1)試験条件
(a)中揮発性の蒸留燃料油は、次のとおりとする。
・単位容積当たりの質量 0.845〜0.865g/mL、
・引⽕点 43.5℃〜93.5℃
・平均発熱量 38MJ/L
(b)金属製のひしゃく:直径65mm以下のもの
(c)試験を繰り返す時に、きれいなチーズクロスと取り替える。
(d)チーズクロスは次のとおりとする。
・約40g/m2の漂⽩したものとする
・サンプル開⼝部を完全に覆うことができる⼨法のものを⽤いる
・サンプルの端からあふれた油⼜は開⼝部を通り抜けなかった油を受け⽌めるほどの⼤きさである必要はない
(e)サンプルの取付は次の通りとする。
・防⽕⽤エンクロージャの仕上がり底⾯部全てを含むサンプルを、⽔平状態にしっかり保持する。
・1枚のチーズクロスを、サンプル下⽅約50mmの場所に置いた浅く底が平らな⽫の上に敷く。
(2)試験方法
(a)注ぎ⼝及び油を注ぐときに⻑⼿⽅向が⽔平となるような⻑い柄の付いた⼩さな⾦属製のひしゃくに、
蒸留燃料油を10mL⼊れる。
(b)油を⼊れたひしゃくを加熱し、油に点⽕する。
(c)油を1分間燃焼させた後、開⼝上部の約100mmの場所から、約1mL/sの割合で、開⼝部の中⼼に油を全部注ぐ
(d)5分間隔で、2度繰り返す。
(3)判定基準
チーズクロスが着⽕しないこと
2.紫外線処理試験
【適用規格】JIS C6950-1:2016 附属書Y.1項、A.Y.2項、Y.3項、Y.4項
(1)試験装置及び試験条件
(a)⼆灯式紫外線カーボンアーク装置
・720時間以上の連続照射を⾏う。
・試験器具は、ブラックパネル温度(63±3)℃、相対湿度(50±5)%で動作させる。
(b)キセノンアーク装置
・1000時間以上の連続照射を⾏う。
・試験器具は、出⼒6500W、⽔冷式のキセノンアークランプ340nmにおける分光放射照度
(スペクトラルイラジアンス)0.35W/m2、ブラックパネル温度(63±3)℃、相対湿度(50±5)%で
動作させる。
(c)試験条件
・サンプルは照射器具のシリンダ内に垂直にし、サンプルの最も幅の広い部分をアークに向けて取り付ける。
・サンプルは、互いに接触しないように取り付ける。
(2)カーボンアーク光照射器具による試験
(a)試験機具
JIS K7350-4・ISO 4892-4規定または同等の器具
(b)試験方法
・JIS K7350-1、ISO4892-1、 JIS K7350-4、ISO 4892-4規定⼿順に従う。
・散⽔なしで、タイプ1フィルタを⽤いて処理する。
(3)キセノンアーク光照射器具による試験
(a)試験機具
JIS K 7350-2⼜は ISO 4892-2規定⼜は同等の器具
(b)試験方法
・JIS K 7350-1⼜は ISO4892-1及び JIS K 7350-2⼜は ISO 4892-4規定⼿順に従う
・散⽔なしで、⽅法Aを⽤いて処理する。
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