ここでは、特定電気用品以外の電気用品「電熱器具」に属している電気用品に対する施行令、範囲等の解釈で補足説明されて
いる内容及び対象・非対象事例等について説明します。
定格電圧が100V以上300V以下及び定格消費電力が10kW以下のものであって、交流電路に使用するものに限る
電気用品の区分 | 解釈 | 対象・非対象事例 |
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電気足温器 電気スリッパ |
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電気ひざ掛け | ||
電気座布団 | ||
電気カーペット | ||
電気敷布 電気毛布 電気布団 |
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電気あんか | ・蓄熱あんか | |
電気いすカバー 電気採暖いす |
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電気こたつ | ・テーブル下面取付ヒーター ・こたつコードの扱いについて |
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電気ストーブ | ・電気暖房機(電気ストーブと電気温風機の複合品) ・遠赤外線融雪装置 |
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電気火鉢 その他の採暖用電熱器具 |
・その他の採暖用電熱器具 別表第一第六号(一)に掲げるもの及び電熱装置を有する 保育器を除く |
・発熱ガラスシステム ・ペット用ヒーター機器 ・床暖房用コードヒーター ・床暖房用コントローラー ・ヒーティングチューブ ・ファーレイヒーター(遠赤外線ヒーター) ・リラクゼーションベッド ・温水マット ・ペレットストーブ ・ウォーターベッド用ヒーター及びコントローラー ・発汗、サウナ効果を謳ったマット及びドーム形態の電熱器具 |
電気トースター | ・「電気トースター」とは、専らスライスされた食パンを 焼くための電熱器具をいい、一般にオーブントースターと 称されるものは「電気天火」として取り扱う。 |
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電気天火 | ・「電気天火」とは、ほぼ密閉状態にある容器又は庫に 発熱体が組み込まれ、当該発熱体からの輻射熱と容器内 又は庫内の空気温度の上昇に伴う対流熱(強制循環による 対流熱を含む)とを組合せてその熱を利用し、調理を行う 電熱器具をいう。 「電気魚焼き器」も「電気天火」と同形態であることから これらは同じ解釈を適用し、専ら魚を焼くためのものを 「電気魚焼き器」として取り扱う。 |
・キャラクター付き電気天火(電気オーブン) |
電気魚焼き器 | ||
電気ロースター | ・「電気ロースター」とは、容器又は庫に発熱体が組み込ま れ、当該発熱体からの輻射熱により、肉、魚等を焼くため の電熱器具をいう。 容器又は庫に扉がないときは、その他の調理用電熱器具」 として取り扱う。 |
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電気レンジ | ・「電気レンジ」とは、「電気こんろ」と「電気天火」又は 「電気こんろ」と「電気ロースター」の機能を兼ね備えた 据置型の電熱器具をいう。 |
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電気こんろ | ・「電気こんろ」とは、熱板に電熱線を組み込んだ発熱体、 面状発熱体、シーズ式発熱体、ランプ式発熱体又はこれら 発熱体を複合するもの及びなべ等を置くことのできる台 (発熱体としての熱板が台の役割をするものを含む)、 金具等で構成され、焼く、煮る等の調理を行うことが できる熱容量をもつ電熱器具をいう。 |
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電気ソーセージ焼き器 | ・「電気ソーセージ焼き器」とは、電極を利用し、専ら ソーセージを焼くための電熱器具をいう。 |
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ワッフルアイロン | ・「ワッフルアイロン」とは、発熱体を有する2枚の加熱板 の間に調理対象物を入れ、当該加熱板から発せられる熱に より対象物を焼く電熱器具をいう。 |
・ワッフルメーカー |
電気たこ焼き器 | ・ホットプレート | |
電気ホットプレート 電気フライパン |
・「電気ホットプレート」とは、皿状又はなべ状の容器 (プレート)を有し、当該プレート上に直接調理対象物を おいて焼く、炒める等の調理を行う電熱器具をいう。 揚げることを目的とするときは「電気フライパン」 として取り扱い、プレート交換により他の調理技法を 用いるものは、主とする調理技法による電気用品で対象と する。 ・「電気フライパン」とは、なべ状の容器を有し、調理 対象物を揚げる、炒めること等を目的とする電熱器具 をいう。 |
・ホットプレート |
電気がま 電気ジャー |
・「電気がま」とは、米、麦の炊飯に用いられる電熱器具を いい、保温することができるものを含む。 専ら粥等の調理に用いられるものは、「その他の調理用 電熱器具」として取り扱う。 ・「電気ジャー」とは、炊飯その他の調理機能がなく、 調理された食材を専ら保温する電熱器具をいい、感熱制御 方式が電気式・電子式いずれの場合も、対象として取り 扱う。 |
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電気なべ | ・「電気なべ」とは、なべ状の容器を有し、主として調理 対象物を煮るための電熱器具をいう。 |
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電気フライヤー | ・「電気フライヤー」とは、深さ数十cm程度の容器と 揚げかごを有し、当該容器に入れた食用油を加熱して 調理対象物(じゃがいも等)を揚げることができる 電熱器具をいう。 調理対象物を揚げることができるもので 「電気フライヤー」に該当しない調理用電熱器具は、 「電気フライパン」として取り扱う。 |
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電気卵ゆで器 | ・「電気卵ゆで器」とは、蒸気を発生する装置又は水を 加熱する容器並びに発熱体及び卵を受ける台を有し、 専らゆで卵を作る電熱器具をいう。 |
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電気保温盆 | ・「電気保温盆」とは、発熱体が組み込まれた盆状の器体を 有し、当該器体の上に飲食物の入ったコップ、皿等の 食器を載せ、当該飲食物を専ら保温する電熱器具をいう。 当該発熱体が飲食物を沸騰させること、又は焼く、炒める 等の調理ができる熱容量を有するときは、この限りでない |
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電気加湿台 | ・「電気加温台」とは、発熱体が組み込まれた台状の器体を 有し、当該器体の上に容器を置き、当該容器を専ら加温 する電熱器具をいう。 当該発熱体が飲食物を沸騰させること、又は焼く、炒める 等の調理ができる熱容量を有するときは、この限りでない |
・卓上型温蔵用ショーケース |
電気牛乳沸器 電気湯沸器、 電気コーヒー沸器 電気茶沸器 |
・「電気牛乳沸器」とは、発熱体が組み込まれた器を有し、 専ら牛乳を加温する電熱器具をいう。 当該発熱体が飲物を沸騰させることができる熱容量を 有するときは、この限りでない。 |
・冷温水器 ・冷温水サーバー ・焼き網洗浄機 ・コーヒー沸器 ・業務用CO₂ ヒートポンプ給湯機 ・蒸留器 ・温水マット ・コードレスアイロン(電気アイロン)及び電気ケトル(電気湯沸器)の 型式の区分について ・マルチドリンクディスペンサー |
電気酒かん器 | ||
電気湯せん器 | ・「電気湯せん器」とは、発熱体が組み込まれた器を有し、 当該器に入れた湯を介して調理対象物を加温又は保温する 電熱器具をいう。 |
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電気蒸し器 | ||
電磁誘導加熱式調理器 その他の調理用電熱器具 |
・その他の調理用電熱器具 別表第一第六号(ニ)に掲げるものを除く。 |
・IH加熱・保冷カート ・電動昇降フード収納/IHクッキングヒーターシステム ・歯科用茹で上げ重合器 ・家庭用ペレットグリル(バーベキュー調理器具) ・電気式携帯蓄熱器 ・保冷・加熱カート ・温蔵用オープンショーケース ・ シトラスジューサー及びクレープメーカー ・水道直結型業務用飲料供給装置 ・グルメビルトインウォーマー ・豆乳メーカー |
ひげそり用湯沸器 | ||
電気髪ごて ヘアカーラー |
・ヘアカーラー加熱用スチーマー | |
毛髪加湿器 その他の理容用電熱器具 |
・「その他の理容用電熱器具」における「理容」とは、 「美容」を含む。以下、理容用の機械器具における「理容」 については、同じ解釈とする。 |
・電気かみそり(電熱装置内蔵かみそり) ・ペーパータオル加湿温器 ・サウナベルト ・セラピー用石加温器(マッサージ石用ヒーター) ・サウナベルト ・スパチェア(炭酸ゲルマスパチェア) ・ヒートユニット ・デジタルパーマ機器の取扱いについて ・発汗、サウナ効果を謳ったマット及びドーム形態の電熱器具 |
電熱ナイフ | ||
電気溶解器 | ・発泡スチロール減容機 ・ワックスポット |
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電気焼成炉 | ・卓上型単結晶育成装置 ・歯科技工用焼成炉 |
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電気はんだごて こて加熱器、 その他の工作用又は工芸用の電熱器具 |
・歯科用スパチュラ加熱器 ・液体ラミネーター ・工作・工芸用電気恒温槽(電気オーブン) ・工作・工芸用ホットエアガン ・工作・工芸用ウオーターパン ・ホットプレス ・スキー靴インナー材成形器具 ・ラピッドプロトタイピング装置 ・製本機 ・スポットウェルダー |
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タオル蒸し器 | ・「タオル蒸し器」とは、蒸気発生装置が組み込まれた庫を 有し、専らタオルを蒸す電熱器具をいう。 |
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電気消毒器 | ・電熱装置を有するものに限る ・ヒーターが発する熱により蒸気を発生させるいわゆる スチームクリー ナーで、専ら台所、窓ガラス、床、 カーペット等の洗浄に用いられるものは、「電気消毒器」 「湿潤器」、「電気湯のし器」等のいずれにも該当しない と解釈し、対象外として取り扱う。 |
・ 歯科用器具洗浄機器 |
湿潤器 | ・ヒーターが発する熱により蒸気を発生させるいわゆる スチームクリー ナーで、専ら台所、窓ガラス、床、 カーペット等の洗浄に用いられるものは、「電気消毒器」 「湿潤器」、「電気湯のし器」等のいずれにも該当しない と解釈し、対象外として取り扱う。 |
・スチームモップ |
電気湯のし器 | ・ヒーターが発する熱により蒸気を発生させるいわゆる スチームクリー ナーで、専ら台所、窓ガラス、床、 カーペット等の洗浄に用いられるものは、「電気消毒器」 「湿潤器」、「電気湯のし器」等のいずれにも該当しない と解釈し、対象外として取り扱う。 |
・スチームモップ |
投込み湯沸器 | ||
電気瞬間湯沸器 | ・配管内液体温度管理用加熱ユニット ・配管内液体温度管理用加熱ユニット(ポンプ機能付き) ・業務用CO₂ ヒートポンプ給湯機 |
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現像恒温器 | ||
電熱ボード 電熱シート 電熱マット |
・「電熱ボード」とは、「電熱シート」又は「電熱マット」 に該当しないもので、表面に柔軟性がなく、弾力性を 有さないものをいう。 ・「電熱シート」とは、折りたたむことができ、折りたたん だときに自力で復元することができないものをいう。 ・「電熱マット」とは、表面(片面又は両面)の材料に 柔軟性があり、弾力性を有するものをいう。 |
・屋外釣銭器用ヒーター ・床暖房用面状発熱体 ・ドラム缶等用保温ヒーター(ドラム缶保温ヒーター) |
電気乾燥器 | ・「電気乾燥器」には、電動機を有するものを含まない こととする。 |
・複写用紙の除湿・乾燥器の製造・輸入について ・カーボンヒーター ・ファーレイヒーター(遠赤外線ヒーター) |
電気プレス器 | ・繊維製品のプレスに使用するものに限る | |
電気育苗器 | ・菌培養装置 | |
電気ふ卵器 | ・ふ卵装置 | |
電気育すう器 | ・犬用一時待合室 | |
電気アイロン | ・コードレスアイロン(電気アイロン)及び電気ケトル(電気湯沸器)の 型式の区分について | |
電気裁縫ごて | ||
電気接着器 | ・高周波ウエルダーを除く ・棒状の固形接着剤を溶融吐出させて接着面に塗布する グルーガンは、「電気接着器」でなく、「その他の工作用 又は工芸用の電熱器具」として取り扱う。 ・ 「電気接着器」には、食品等を入れた合成樹脂製保存袋 を電熱により溶着させる密封包装機を含むこととする。 |
・親展はがき等自動接着器 ・超音波を利用したポイントシール器 ・製本機 ・エアークッション包装システム ・発泡ポリウレタン緩衝材製造機(フォームインバッグ現場発泡 ポリウレタン包装システム) ・紙幣帯封機 |
電気香炉 | ・焼香用香炉 | |
電気くん蒸殺虫器 | ・殺虫剤拡散機 | |
電気温きゅう器 |